「検査」と「手術」の表記の仕方で保険が使える?
寄生虫のアニサキスによって起きるアニサキス症で医療機関に掛かった場合、治療を受けてまず驚くのが治療費の高さだと言います。生魚などを食べる時、アニサキスの存在を意識する人はどれだけ居るでしょうか。自分が、もしくは周りの人が被害に遭ったのなら知識もあるでしょうけど、まさかのアニサキス…というのが殆どでしょう。
アニサキス症には感染する部位、または症状のタイプによって治療の仕方が違ってきます。それぞれの治療に、保険が適応するのはどの場合か知りたいですね。
胃アニサキス症の場合
アニサキスが胃酸から逃げようと胃壁の中へ潜り込む行為が原因なので、内視鏡によって発見しつまみ出してしまえば、ウソのように痛みがなくなるそうです。もし、アニサキスの一部が潜り込んだ胃壁に残った場合は痛みが持続することもあるそうですが、切断されて死んでいるので自然に消化消滅していきます。
この胃内視鏡によるアニサキス(虫体)の摘出は「内視鏡手術」にあたるため、任意で加入している保険で給付金がもらえることが多いようです。保険会社によって違いはあるものの、高額な医療費を支払うはめになったのですから、この保証は嬉しいものです。
腸アニサキス症の場合
食べた物から判断するには時間が経っているので、症状の原因がアニサキスとわからずに腸閉塞や虫垂炎、腸穿孔(ちょうせんこう)と診断されて開腹手術となってしまう場合があるようです。
最初から腸アニサキス症を疑った場合は、X線(レントゲン)や超音波によって小腸をみることでアニサキスの存在を確認し、対症療法による治療を受けることになるでしょう。アニサキスの死滅(一週間程度)を待ちわびながらの対症療法です。数日の入院が必要となるでしょう。
これらの治療で保険が適用されるとしたら、開腹手術の際の「手術」、そして術後、もしくは治療のための「入院」などでしょう。
保険の適応が可能なのは「手術」、「入院」がポイントです。X線や超音波による検査等には、保証が無いのが現状だと思われます。
腸管外アニサキス症の場合
消化管を通過し消化管以外の臓器に侵入することで、さまざまな症状を起こします。肺、胸腔、肝、リンパ節、腸間膜、腹腔、皮下など体内のあらゆる所にそれぞれで違った症状が現れ、治療も困難を極めます。
この場合もあらゆる治療の可能性が出でくるため、「手術」や「入院」は免れないでしょう。
正露丸でアニサキスは死ぬの?
アニサキスに感染したら正露丸が良いらしい…などと言われていますが、これは正露丸の主要薬効である“木クレオソート”という成分が、アニサキスの動きを止めるとか動きを鈍らせるなどの効果が認められるというものです。
しかしこれは、症状が強く現れてからでは遅いような気がします。魚などを生食したらすぐに飲んでおくなどの「予防策」としては有効なのではないでしょうか。正露丸に殺虫効果はありません。
